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恐怖の殺人の真実

バニシェフスキー一家事件

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バニシェフスキー一家事件

―7人の子持ち母―
インディアナ州に住むガートルード・バニシェフスキーは、シングルマザーであった。離婚後、7人の子供を女手ひとつで養育しなければならない厳しい状況だった。

子供たちの食事は、缶詰のスープだけ。これでは、成長期の子供たちは育ちようがない。彼女がソーダ売りをして稼ぐ金と前夫からの養育費だけでは育ち盛りの子供ら7人をとても養えるものではなかった。

経済的に困窮した彼女は、副業として長期預かりのベビーシッターをすることにした。広告を出すとすぐ問合せが来た。興行中のサーカス一座から「うちの娘たちを預かってほしい」との連絡が入った。ガートルードは喜んでそれに応じた。

―不運の姉妹―
1965年、バニシェフスキー家に姉のシルヴィア・ライケンと妹のジェニー・ライケンがやって来た。どちらも顔立ちのはっきりした美少女であった。

ただでさえ7人のこどもの世話で忙しいガートルードに、さらに姉妹2人が加われば、最初から思いやりや愛情を注げるはずもなかった。

タイミングの悪いことに、姉妹の両親が支払い期日に金を振り込まなかったことが判ると、その晩から虐待が始まった。

「タダであんたの売女根性を叩きなおしてやるんだから有り難く思いな」とわめきながら、打ちすえた。

実際の支払いはわずか一日遅れで、翌日には契約通りの金が振り込まれたのだが、ガートルードの虐待はやまず、ますますエスカレートしていった。

ガートルードは最初は姉妹どちらにも暴力をふるっていたが、やがて姉のシルヴィアを集中的に虐待した。シルヴィアが抵抗すると
「それじゃ、代わりにあんたの可愛い妹を殴ってもいいのかい?」
と脅した。

始めこそ素手で殴っていたが、革のベルトで鞭打つようになり、いつしか木の板やボートのオールで殴打していた。

さらにバニシェフスキー家の年長の2人が、母の虐待に参加するようになった。また近所の子供たちの多くが、この家に少女が監禁され、虐待されていることを知っていた。そのうちの何人かが面白半分で虐待に加わった。

バニシェフスキー家の子供たちにとって、シルヴィアをいじめることは、「娯楽」であった。

シルヴィアは、妹を守るために自ら矢面に立たなければならなかった。サンドバッグ代わりに殴られ、コンクリートの壁に顔を叩き付けられ、階段のてっぺんから突き落とされた。

母親のガートルードは、16歳になったシルヴィアを、性的にも虐待する。彼女は服を脱がされ、子供たちに押さえつけさせてから、綺麗な少女に150回にもわたって煙草の火で体を焼いた。

度重なる虐待に衰弱しきったシルヴィアはついに立てなくなり、ある夜マットで失禁した。怒り狂ったガートルードは、いっさいの食事を与えず、糞尿を食うことを強要する。

さらに焼けた針で彼女の体に「あたしは淫売で、それが自慢なのよ!」という言葉を刻み込んだ。

自分と同年代の子供らが見ている前でシルヴィアは裸にされ、嘲り笑われ、コーラの瓶が膣に突っ込まれ、出し入れされて辱められた。

いたましいことにシルヴィアは、妹を守るためにあらゆる命令に従わざるを得なかった。最後の望みを託し、助けを求めるために隣人に知らせようと窓からサインを送ってみたが、ガートルードたちに発見され、彼女はコンクリートの床に殴り倒されて、絶命した。

警察が駆けつけたとき、裸同然の美しい少女が失禁した尿でずぶ濡れのマットに横たわっていた。白く痩せた体には、火傷や殴打のあとが無数にあり、腹にはみみず腫れになった「あたしは淫売で、・・・」の忌まわしい文字が浮き上がっていた。

ガートルードは
「あの子は勝手に出てって、どっかの男の子たちにひどい目にあわされて、やっと家にたどりついたとこで死んだんです。そうなることは承知で出ていったんでしょうから、自業自得ですよ」
と証言した。

稚拙な言い訳で警察が納得するはずもなく、シルヴィアが命をかけて守った妹のジェニーの証言で一家の悪行は、衝撃的な事件として白日のもとにさらされた。

ガートルードをはじめ、虐待に関わった未成年のガートルードの子供たちも「本事件の悪魔的登場人物たち」として顔写真付きで新聞に掲載された。

ガートルードの子供たちは、それぞれ更生施設に送られた。

ガートルードは終身刑を宣告されたが、1985年に仮釈放された。

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