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恐怖の殺人の真実

郡山市強姦事件

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郡山市強姦事件

2002年9月、福島県郡山市内のマンションに一人暮らしの女性(20)を狙った強盗・強姦・監禁事件は、まさに鬼畜の仕業というべき残虐な事件だった。

逮捕されたのは、N(34・年齢はすべて事件当時)と少年A(15)、少年B(16)の3名。
当時はそれほど報道されなかった事件だが、15歳以下として全国で初めて犯人が逆送された事件として注目を浴びた。
増加する少年犯罪の対策として、改正少年法が'01年4月に施行され、刑事罰を問える年齢を16歳以上から14歳以上にまで引き下げたことにより、少年二人とも家裁から検察へ逆送されたのだ。

― まさに"地獄"の惨事 ―
当時、Nを含め3人はいわき市内で読売新聞の拡張員として働いていた。Nから、一人暮らしの可愛い女性の話を聞いた少年は拡張員としてその女性の部屋へ行き、強姦したいと思うようになった。

少年Bは裕福な家庭で育ち、高校に入った頃から不良グループと付き合うようになったという。少年AとBは中学のサッカー部の先輩後輩で、高校も次第に不登校になって、二人とも家出をした。新聞拡張員の仕事は寮があるため家賃はいらなかったが、3人はカネに困っていたため、Nが例の一人暮らしの女性の家に強盗しにいこうと2人に持ちかけた。

Nが宅配便の配達員を装って女性の家へ行き、少年2人が押し入って悲鳴を上げる女性をテープで縛りつけた。Nは、女性の財布からカードを取って外へ出る。
強盗よりも強姦が目的だった少年たちは嫌がる女性を包丁で脅し、約22時間もの間、およそ10回にわたって代わる代わる女性を強姦し暴力を振るった。
金と欲望を満たした3人は、翌日の午後16時ごろに女性の部屋から去った。女性は下着姿で縛られ、ロフトに監禁された。

「女性は、"地獄"を見た」
事件後、女性を診察した警察医の言葉だ。それほど惨い行為を少年とNは繰り返した。

被害者の悲痛な思いを公判で検察官が読み上げた際、少年たちは前を見て無表情のままだった。

被害者の訴えが心に響く。
「一生消えない傷が心に残りました。なのに、犯人たちは何年かすると社会に出てくるかと思うと、悔しくて仕方がありません…」
悪魔のような少年たちを再び社会に戻すことは、本当に恐ろしいことなのだ。

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