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恐怖の殺人の真実

台湾女優愛娘誘拐殺人事件

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台湾女優愛娘誘拐殺人事件

―検死官も絶句する死体―
1997年4月28日、人間の原形を留めぬほどボロボロになった無残な女性の遺体が発見された。全裸のため死体の第一発見者は、「初め見たときにブタの死骸だと思った」と証言している。

直接の死因は窒息だったが、暴行などによる打撲で肝臓が破裂しており、腹腔は内出血によって大きく膨張し、肋骨はほとんど折れた状態であった。

頭は鈍器で数箇所なぐられた跡あり、顔はほとんど人相がわからないほどグチャグチャに潰されていた。髪の毛も引きちぎられたようにまばらになり、両目はえぐり取られていた。両耳の鼓膜は爆竹で破られ、前歯は上下でわずか三本しか残っていなかった。舌が伸びきった状態だったのは、首を絞められたためであろう。

これだけではなく、報告書に「処女膜断裂」とあるように激しい強姦の痕跡も歴然としており、長年にわたり多くの死体を検分したベテランの検視係官が「これほど凄惨な遺体を目にしたことはない」と衝撃をうけるほどだった。

―華麗なる被害者の出生―
殺害されたSは、台湾在住の当時高校2年生で、母親は台湾の歌手だったこともあり、将来はタレントとして台湾のテレビ業界で活躍が期待される美しい娘だった。

しかも父親は、日本人の有名な漫画原作者であったため、注目度も高く、有名人である母親と共にテレビ出演することも多かった。

当時の台湾では、まだ儒教の思想感が強く残っていたため、母親は、日系の子供であったSが他人から白い目で見られることを嫌い、娘をことさら台湾の普通の子女として育てようとし、ボディーガードなどは一切付けず、一般交通機関で高校に通学させていた。

―高2アイドルの失踪―
普通の子として育てたいという理由で、娘のセキュリティーを意識的に避けていたことが、誘拐の原因になったのかもしれない。

1997年4月14日、私立高校2年に在学中のSは、通学途中に誘拐された。犯人グループは、誘拐直後から輪姦・暴行を加え、さらに左手小指を切断している。

母親の元にSの半裸の写真と、彼女の切断された小指が送りつけられ、身代金として500万USドルを要求した。

―凄惨なる死の拷問―
身代金全額を揃えた母親が受け渡しの情報を交渉中に、手柄を狙う行政院長(総統就任を狙っていた)の差し金で、警察からSの誘拐情報が漏れてしまった。それを新聞社がスッパ抜きの報道をしたため、あろうことかマスコミの記者が身代金の引き渡し現場に殺到する事態となり、犯人グループは身代金受け取りを断念した。

現金が渡れば家に帰れると信じていたSは、身代金受け取りを失敗したグループの一味から事の顛末を聞き、床に崩れ落ちて泣き叫んだ。

激昂した犯人グループは、失敗の腹いせにSへ執拗で凄惨な輪姦や集団暴行を加えて拷問し、人のカタチがわからないほど滅多打ちにして惨殺し、遺体の手足を角材で縛りあげ、重しをつけて台北近郊のドブ川に放り込んだ。

遺体発見時の写真は一部のメディアが掲載し、日本の写真週刊誌にも転載された。

凄惨な誘拐殺人事件の原因がマスコミの取材の不手際であったことが問題となり、母娘の住んでいた家の付近の住民が「記者有罪」と書いた垂れ幕を下げ、大切な命が奪われたことに抗議した。

Sの葬儀では、顔にかつらと生前の顔を模した面を付けた状態で納棺された。母親の無念さはとても想像できない。

―犯人逃走―
警察は、4月25日に犯人グループのアジトを急襲して、4人を逮捕したが、主犯格の3人であるA、B、Cを捕り逃がしてしまう。

当時の総統であった李登輝は、犯人らを発見次第、問答無用で射殺せよとの命令を下した。

大規模な捜索の結果、8月19日、台北市内で3人の主犯格と警官800人との銃撃戦が起こり、警官2人が死傷したものの、主犯格のAも6か所に銃弾を受け、ついには自殺した。

なんとか逃げ延びたBとCは、台北市の整形外科病院で顔を強引に整形させた後、医師夫妻と女性看護師の3人を射殺して逃亡した。司法解剖の結果、信じられないことに女性看護師は強姦されていた。

11月17日、Bが警官隊に包囲されると、再び銃撃戦を起こすが、逃げ切れずに拳銃で自殺。

11月18日、最後に残るCは、南アフリカ大使館の駐在武官官邸に人質5人を取って立て籠もったが、翌日、民進党の謝長廷の交渉を受けて投降し逮捕された。

―悪行の果て―
1998年1月22日、板橋地方裁判所はCに対し5件の誘拐・殺人・強盗に対し死刑5回、別の暴行事件などで懲役刑合計59年9ヶ月を言い渡した。

しかしこの厳しい判決に対しても母親はその判決に対し納得することはなく、正義が実証されなかったとコメントした。

日本の最高裁判所に当たる高等法院も1999年3月16日に遺族に対し1億7130万台湾元(当時のレートで約6億3000万円)の賠償命令を言い渡した。

10月6日、悪魔も震え上がる蛮行で一人の輝かしい女性の未来を握りつぶしたCの死刑が執行された。

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