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恐怖の殺人の真実

名古屋中学生5000万円恐喝事件

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名古屋中学生5000万円恐喝事件

2000年4月に発覚した少年犯罪で、名古屋市の中学を卒業したばかりの少年が、中学校時代から半年以上に渡って5000万円という膨大な金額を脅し取られていた。

― 膨大な被害金額 ―
帽子にシミをつけたことに因縁をつけられて、被害者の少年は同級生から金を要求され、恐怖のあまり自分の預金19万円を主犯の少年Aに渡した。

その後、少年Aと少年Bは1999年6月から2000年1月までの8ヶ月間にわたって被害者少年を130回も恐喝した。1回の恐喝金額が500万のこともあり、被害総額は5207万円にもなった。この大金を支払うことのできる被害者少年の家庭は裕福に思えるが、決してそうではなかった。
被害者少年は母に金を要求して暴れたため、耐えかねた母が事故で亡くした夫(被害者少年の父)の生命保険や預貯金、さらには親や親戚に借りて金を用意していた。
母親がお金を用意したり、警察に相談しなかったのは、被害者少年が殴られて帰ってくるため、恐怖で言えなかったとのことだ。

少年Aらは恐喝した約5000万円を遊興費に浪費し、パチンコや風俗店、ブランド品を買い漁ったり、交際相手の女生徒に現金を与えたりしていた。地元のタクシー運転手の間でも少年Aらの豪遊ぶりは有名だった。さらには、被害者少年を理由も無く殴ったり、タバコの火を押しつけるといったリンチ行為も行っていた。

― 奇跡の救いの手 ―
暴行を受けた被害者少年は名古屋市の病院に入院。同室だった男性患者Yさん(当時22歳)が被害者少年が受けているいじめや恐喝を確信する。はじめは恐喝を否定していた被害者少年や母親も、Yさんの説得により戦うことを決意。Yさんは学校にも電話を入れたが「そんな事実はない」と相談にも乗ってもらえなかった。

そしてついに、被害者少年と母親は警察に被害届を提出することとなる。
警察の捜査により、主犯の少年Aと少年Bと少年Cの3人が逮捕され、計15人の少年が逮捕された。8月末に少年15人の内、9人が中等少年院送致、6人が保護観察処分が下った。

事件が明らかになると、少年Aは出入りしていた暴力団関係者から恐喝されており、二重恐喝が発覚した。また2000年2月頃、少年Aらは逮捕を恐れて被害者少年の殺害計画を立てていたことも分かっている。

― 出所後の再犯 ―
少年院出所後、主犯の元少年Aと元少年Bは2006年2月13日に名古屋市のパチンコ店駐車場で約1200万円を強奪する事件を起こし逮捕された。
2007年3月30日、名古屋地方裁判所は元少年Aに懲役7年6月、元少年Bに懲役5年6月の判決を下した。
2009年6月23日号のSPA!には、二重恐喝をしていた元少年Aのインタビューが掲載された。

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